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センディくんの株式冒険日記 > 須田徹也 > 欧州通貨統合のゆくえ

私はアジア通貨統合に興味があるのですが、それを論じるには通貨統合の前例を詳しく見た方がいいだろう、と考えてユーロの現状の問題、そしてそれをどう打開していくかということを論じている本を読んでみました。

目次
序章 ユーロ導入がもたらした課題
第1章 欧州通貨統合の歩み
第2章 ユーロ域経済の動向
第3章 ユーロとマクロ経済政策
第4章 EUの拡大とユーロ域
第5章 ユーロとユーロ域の展望
終章 拡大EU日本

読んでみた感想を一言でいえば、「通貨統合のメリットがあんまり見えないんだけど…」ということですね。まぁ本書が問題という側面を重視しているのだから当然と言えば当然のことですが。

通貨統合の問題は大きく3つに分けられるようです。それは
1. 財政政策
2. 金融政策
3. 為替政策
というようになります。
本書では、これらのことについて論じています。
例えば、EUは最適通貨圏通りになっていない、ドイツとフランスの違反を見逃しているような不明瞭な協定は今すぐに是正されるべき、拡大より深化するべきだろう、などです。

特に難しかった章は第3章のユーロとマクロ経済政策ですね。この章はマクロ経済学の基礎ができていなければ理解できていないようになっているように思えます。つまり、私は結構理解できていません…。
驚いた点は、EUの失業率の高さですね。なんとなくEU、特にドイツは失業率が低いと思ったら日本よりも高いようです。特に新規加盟国のポーランドは20%近くですよ。20%って…そのような状態を国民はどのように思っているのか気になります。単純に日本と比べて高いから~とは言えなさそうです。様々な点で違う国ですし、そもそも失業率の定義が違うかもしれませんから。
ということで、EUの経済を何となくですが理解することはできました。これからもEUに関するもうちょっと簡単な本ともうちょっと難しい本でも読んでみようと思います。

本書は欧州通貨統合をマクロ経済学的にみたい人におすすめなのではないでしょうか。




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